株式会社サンクルでは三重県の方からの土鈴の買取・引取をおこなっております。
趣味で集められた土鈴を売りたい、亡くなられた方が集めていた土鈴を売りたいなど、土鈴の買取に関してはお気軽にご相談下さい。
もちろん三重県以外で購入された土鈴の査定も致しますので、お気軽にご相談下さい。
(当社の土鈴の買取事例は「土鈴買取」のページでもご紹介していますので、是非ご参照下さい)
買取ができる土鈴は、基本的には「戦前に作られたもの」又は「有名な作家の作品」で、かつ、「保存状態の良いもの」になります。
共箱(作者が署名捺印した箱で、箱の表側には作品名、裏側に作者の名前が書いてあるもの)や札などが付属している場合は、制作時期や作者を特定するものになりますので、一緒に保存しておいてください。
買取が出来ない場合は無料で引き取りをさせて頂くこともできます。
引取りさせて頂いた土鈴は、インターネットへの出品や海外への輸出などで、廃棄はせずにリユースするようにしております。
インターネットへの出品は障がい者福祉施設の方々に出品作業をお願いしているものもあります。
無料で引き取りさせて頂いた土鈴が、社会貢献につながるような形になればと考えております。
三重県の作家の土鈴
三重県ご出身又は在住の作家さんの土鈴には人気の土鈴がたくさんあります。
【四日市市】藤井 陶楽さんの土鈴
藤井陶楽さんは、明治42年(1909年)朝日郡羽津村に生まれました。
昭和7年から土鈴作りを始め、翌8年に独立され、四日市祭りの山車の特徴を仕立てた鯨船土鈴、富田鳥出神社恵比須講鯛土鈴、富田まつり名物鯨船鈴、霞ヶ浦競馬鈴や海水浴場鈴など、郷土の伝統行事や風土にちなんだ土鈴を次々に創作されました。
現在、三代目藤井陶楽さんの土鈴は四日市市地場産業振興センター(三重じばさん)で購入できます。
【松阪市】佐久間 芳山さんの土鈴
松阪市の万古焼の佐久間芳山さんが制作された「本居遺愛鈴(人面鈴・八角鉄鈴・八角駅鈴・養老鈴・三つ鈴・駅鈴・茄子鈴)」があります。
国学者の本居宣長は享保15年 (1730)に松阪の木綿問屋の長男として生まれました。
本居宣長はたいへんな鈴好きで、四畳半の書斎の床の向かって右の壁に細長い板をはめ込み、そこに鈴をかけて美しい音色を楽しんだそうです。
本居宣長が愛用した鉄鈴7種を模した土鈴が「本居遺愛鈴」です。
三重県の授与土鈴
授与品とは、神社の境内の社務所で初穂料とお供え頂くのと引き換えにお渡しする参拝記念品です。
授与品は商品ではない為、「売る」「買う」という言葉は使わずに「受ける」という言葉を使います。
神社で受けられる「土鈴」も授与品の一つです。
【四日市市】鳥出神社の授与鈴
鳥出神社は905年には存在していたと言われる由緒ある神社で、徳川時代には「富田六郷(東富田・北島・西富田・松原・富田一色・天カ須賀六村)の総氏神」としても信仰を集めていました。
かつて鳥出神社では「浜宮戎講鯛鈴」を受けることができました。
【大津市】多度大社の授与鈴
多度大社(たどたいしゃ)は三重県桑名市多度町にある神社で、三重県では伊勢神宮・二見興玉神社・椿大神社に次いで4番目に参拝者数の多い神社です。
伊勢神宮との関係が深く、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」とも詠われています。
馬に乗って急な坂道を駆け上がる伝統行事「上げ馬神事」でも有名な神社です。
授与品としてイヌナシアイナシ土鈴守りがあります。
土鈴の無料引取り
比較的新しい土鈴(戦後に制作された土鈴)や有名な作家の作品ではない土鈴は買取が出来ない場合が多くあります。
戦後に大量につくられた土鈴であっても、数十個まとめて数百円から数千円で再販売できる場合もあります。
そのように再販売できるものは多くあるのですが、再販売するために必要な保管費用、運搬費用、販売にかかる人件費などの経費を考えると、買取をするのが難しくなります。
「故人が楽しみで集めたものなので、処分はしたいけれど、捨てるのはちょっと・・・。」という場合は、無料で引き取りさせていただいております。
下のお写真の様にお送りいただき、無料で引き取りをさせて頂いたものは、下にご説明しますようにリユースします。
障害福祉施設との提携
先程ご説明しましたように、買取が難しい土鈴のほとんどは再販売できたとしても、1体数十円~数百円程度となるものがほとんどです。
ただ、趣味で集められている方の中には、一般的な市場ではほとんど価値がなくても、その方にとっては1,000円~数千円の価値を感じられる土鈴もあります。
そういった方へネット販売することでリユースします。
当社では、このネット販売をするための作業を、障がい者福祉施設様へ委託して、売上の一部を業務委託料としてお支払いしています。
土鈴と一緒に古本やアクセサリー、古着、レコード・CD、おもちゃ、楽器などもお送りいただけましたら、それらをフリーマーケットで販売して障害者福祉施設様の活動資金の一部にさせていただいております。
封筒や使いかけの切手なども土鈴などと一緒にお送りいただけましたら、障害者福祉施設様から出荷する際に使用させていただきます。
お送りいただいた切手や封筒で節約できた分も障がい者福祉施設様の工賃として貢献させていただきます。
このようにして、引取りさせていただいたこけしをリユースすることに加えて、障がい者施設様へお仕事を依頼することでの社会貢献にも活かせればと考えています。
ガレージセールへの協力
コケシや土鈴と一緒に当社の片付け事業で無料引取りさせていただいた古本や古着などを神奈川県藤沢市にある就労継続支援B型事業所ぱぴる様に提供して、不定期でぱぴる様の事業所内でガレージセールをおこなっております。
当社のメンバーもお手伝いに参加させていただいています。
当社では「障がいのある方の『働きたい!』を応援する 障がいビズ」にも協賛しています。
海外へ輸出
買取が難しい土鈴の多くは、ネットで販売をしても売れ残ります。
ネット販売で買い手がつかないものは、海外へ輸出することでリユースします。
当社では、日本国内にある輸出業者様へお渡しするので、どの国に送られるのかは分かりません。
ただ、どの国に行くにしても、新しい持ち主の元で大事にされることで、収集されていた方も喜ばれるのではないかと思います。
お問い合わせ
「土鈴を売りたい」「土鈴を引き取って欲しい」という方はお気軽にお問い合わせください。