株式会社サンクルでは大阪府の方からの土鈴の買取・引取をおこなっております。
趣味で集められた土鈴を売りたい、亡くなられた方が集めていた土鈴を売りたいなど、土鈴の買取に関してはお気軽にご相談下さい。
もちろん大阪府以外で購入された土鈴の査定も致しますので、お気軽にご相談下さい。
(当社の土鈴の買取事例は「土鈴買取」のページでもご紹介していますので、是非ご参照下さい)
買取ができる土鈴は、基本的には「戦前に作られたもの」又は「有名な作家の作品」で、かつ、「保存状態の良いもの」になります。
共箱(作者が署名捺印した箱で、箱の表側には作品名、裏側に作者の名前が書いてあるもの)や札などが付属している場合は、制作時期や作者を特定するものになりますので、一緒に保存しておいてください。
買取が出来ない場合は無料で引き取りをさせて頂くこともできます。
引取りさせて頂いた土鈴は、インターネットへの出品や海外への輸出などで、廃棄はせずにリユースするようにしております。
インターネットへの出品は障がい者福祉施設の方々に出品作業をお願いしているものもあります。
無料で引き取りさせて頂いた土鈴が、社会貢献につながるような形になればと考えております。
大阪府の授与土鈴
大阪府では土鈴を作る作家さんの数はあまり多くはないのですが、神社仏閣で出される授与鈴はいろいろな種類があります。
授与品とは、神社の境内の社務所で初穂料とお供え頂くのと引き換えにお渡しする参拝記念品です。
授与品は商品ではない為、「売る」「買う」という言葉は使わずに「受ける」という言葉を使います。
神社で受けられる「土鈴」も授与品の一つです。
【堺市】蜂田神社(鈴の宮)の十二種・占鈴
大阪府堺市中区八田寺町に蜂田神社という神社があります。
蜂田神社は、今から千百年以上前にこの地域の有力豪族である中臣氏の一族である蜂田連(はちたのむらじ)が土焼きの鈴十二個を作り、 毎年春のはじめにその音色の良し悪しで年占を行ったという古事から「鈴の宮」とも呼ばれています。
こちらの木箱に収められた土鈴は十二神鈴又は占鈴と呼ばれていて、節分の日にわずかに授与されます。
写真は当社で買取をさせていただいた蜂田神社の占鈴です。
【堺市】方違神社の授与鈴
方違(ほうちがい)神社は、摂津、河内、和泉の三国の境で何処の国にも属さない方位の無い清地であるという考え方によって、悪い方位を祓うと信じられ「方災除の神」として参詣者が全国より訪れています。
神功皇后が方違神社にて方災除けのお祓いをした際に、皇后が日頃お守りのように大切にしていた黄金の小さな鶏を丘に埋め、「汝はここで永久に民人に暁(あかつき)を告げよ」と言われたといわれています。
この黄金の鶏をモチーフにした土鈴が「幸鶏(さちがけ)の鈴」として知られています。
【泉佐野市】奈加美神社の授与鈴
平安時代に創建されたといわれている奈加美(なかみ)神社は、旧社は大宮神社と称されていました。
明治42(1909)年の神社合祀令(ごうしれい)により奈加美神社と改称されました。
2009年に奈加美神社への改称100周年を記念して、泉州名産の水なすをモチーフにした手作り土鈴「奈加美神社神鈴 成就なす」が作られました。
【羽曳野市】誉田八幡宮の授与鈴
応神天皇を祭る大阪府羽曳野市の誉田(こんだ)八幡宮の土鈴づくりは、戦後途絶えた時期もありましたが、昭和35年に復活して、現在では毎年続く風物詩となっています。
誉田八幡宮の授与土鈴には、埴馬(はにうま)土鈴、干支土鈴、夏祭りに楽人が被る鳥兜(とりかぶと)を模した鳥兜土鈴があります。
土鈴の無料引取り
比較的新しい土鈴(戦後に制作された土鈴)や有名な作家の作品ではない土鈴は買取が出来ない場合が多くあります。
戦後に大量につくられた土鈴であっても、数十個まとめて数百円から数千円で再販売できる場合もあります。
そのように再販売できるものは多くあるのですが、再販売するために必要な保管費用、運搬費用、販売にかかる人件費などの経費を考えると、買取をするのが難しくなります。
「故人が楽しみで集めたものなので、処分はしたいけれど、捨てるのはちょっと・・・。」という場合は、無料で引き取りさせていただいております。
下のお写真の様にお送りいただき、無料で引き取りをさせて頂いたものは、下にご説明しますようにリユースします。
障害福祉施設との提携
先程ご説明しましたように、買取が難しい土鈴のほとんどは再販売できたとしても、1体数十円~数百円程度となるものがほとんどです。
ただ、趣味で集められている方の中には、一般的な市場ではほとんど価値がなくても、その方にとっては1,000円~数千円の価値を感じられる土鈴もあります。
そういった方へネット販売することでリユースします。
当社では、このネット販売をするための作業を、障がい者福祉施設様へ委託して、売上の一部を業務委託料としてお支払いしています。
土鈴と一緒に古本やアクセサリー、古着、レコード・CD、おもちゃ、楽器などもお送りいただけましたら、それらをフリーマーケットで販売して障害者福祉施設様の活動資金の一部にさせていただいております。
封筒や使いかけの切手なども土鈴などと一緒にお送りいただけましたら、障害者福祉施設様から出荷する際に使用させていただきます。
お送りいただいた切手や封筒で節約できた分も障がい者福祉施設様の工賃として貢献させていただきます。
このようにして、引取りさせていただいたこけしをリユースすることに加えて、障がい者施設様へお仕事を依頼することでの社会貢献にも活かせればと考えています。
ガレージセールへの協力
コケシや土鈴と一緒に当社の片付け事業で無料引取りさせていただいた古本や古着などを神奈川県藤沢市にある就労継続支援B型事業所ぱぴる様に提供して、不定期でぱぴる様の事業所内でガレージセールをおこなっております。
当社のメンバーもお手伝いに参加させていただいています。
当社では「障がいのある方の『働きたい!』を応援する 障がいビズ」にも協賛しています。
海外へ輸出
買取が難しい土鈴の多くは、ネットで販売をしても売れ残ります。
ネット販売で買い手がつかないものは、海外へ輸出することでリユースします。
当社では、日本国内にある輸出業者様へお渡しするので、どの国に送られるのかは分かりません。
ただ、どの国に行くにしても、新しい持ち主の元で大事にされることで、収集されていた方も喜ばれるのではないかと思います。
お問い合わせ
「土鈴を売りたい」「土鈴を引き取って欲しい」という方はお気軽にお問い合わせください。