株式会社サンクルでは東京都の方からのコケシの買取・引取をおこなっております。
趣味で集められたコケシを売りたい、亡くなられた方が集めていたコケシを売りたいなど、コケシの買取に関してはお気軽にご相談下さい。
もちろん東京都以外で購入されたコケシの査定も致しますので、お気軽にご相談下さい。
(当社のこけしの買取事例は「コケシの買取」のページでもご紹介していますので、是非ご参照下さい)
買取ができるこけしは、基本的には「戦前に作られたもの」又は「有名な作家の作品」で、かつ、「保存状態の良いもの」になります。
共箱(作者が署名捺印した箱で、箱の表側には作品名、裏側に作者の名前が書いてあるもの)や札などが付属している場合は、制作時期や作者を特定するものになりますので、一緒に保存しておいてください。
買取が出来ない場合は無料で引き取りをさせて頂くこともできます。
引取りさせて頂いたコケシは、インターネットへの出品や海外への輸出などで、廃棄はせずにリユースするようにしております。
インターネットへの出品は障がい者福祉施設の方々に出品作業をお願いしているものもあります。
無料で引き取りさせて頂いたコケシが、社会貢献につながるような形になればと考えております。
東京都のこけし工人
東京都在住又はご出身の作家さんのこけしには人気のこけしがたくさんあります。
【日野市のこけし工人】高橋美恵子さん(土湯系)
高橋美恵子さんは東京都日野市のご出身です。
8歳の頃より時々祖父の木地に面描をすることがあったそうです。
正式にこけしの描彩を習い始めたのは昭和56年からで、翌年から木地を挽いていたお父様(高橋佳隆工人)についてその技術を習い始められました。
昭和61年に福島県原ノ町市に移り、平成23年の東日本大震災で被災し原ノ町を離れた後はこけし製作は行われていないそうです。
【江戸川区のこけし工人】德丸えつこさん
德丸えつこさんは東京都江戸川区生まれで、ホームページでは以下のように紹介されています。
幼少より美術に優れ、書、絵画、木工等に親しむ。その後、様々な美術作品を鑑賞し創作こけしに出会う。その中でも猪狩ふみ子師の作品に感銘し、門を叩く。師の作風を受け継ぎつつも、独自の世界感で作品を作り続けており、海外からも注目を浴びている。」と紹介されています。
創作こけし 徳丸えつこ 公式ホームページ
德丸えつこさんは、日本で唯一の創作こけし作家の美術団体である「日本こけし工芸会」の所属会員でもあり、以下のような受賞実績をおもちです。
- 平成11年全国近代こけし展奨励賞
- 平成13年全国近代こけし展工芸会賞
- 平成15年全国近代こけし展東京新聞社賞
- 平成16年全国近代こけし展日本こけし工芸会賞
- 平成17年全国近代こけし展文部科学大臣奨励賞
- 平成29年全日本こけしコンクール群馬県知事賞
【八王子市のこけし工人】矢作一子さん
矢作一子さんは、石川県加賀市生まれて田中暢枝工人に師事されました。
日本で唯一の創作こけし作家の美術団体である「日本こけし工芸会」の所属会員で、以下のような受賞実績をおもちです。
- 平成9年日本こけし工芸会新人賞
- 平成10年日本こけし工芸会賞
- 平成11年日本こけし工芸会文部大臣奨励賞
- 平成24年全日本こけしコンクール経済産業省商務情報政策局長賞
- 平成25年全日本こけしコンクール経済産業省商務情報政策局長賞
日本こけし工芸会のホームページの「創作こけしとの出会い」のページで矢作一子さんとこけしの出会いの経緯が紹介されています。
こけしの無料引取り
「故人がせっかく集めたものなので、捨てるのではなく何かの形で使って欲しい」と思われる方も多いと思います。
また、「顔のあるものは捨てるのは気が引ける」と感じられる方もいらっしゃいます。
当社では、買取ができないこけしを無料でお引き取りして、以下のようにリユースしています。
障害福祉施設と提携してネット販売
買取が難しいこけし(戦後に大量に作られたこけし)のほとんどは再販売できたとしても、1体数十円~数百円程度となるものがほとんどです。
ただ、趣味で集められている方の中には、一般的な市場ではほとんど価値がなくても、その方にとっては1,000円~数千円の価値を感じられるこけしもあります。
そういった方へネット販売することでリユースします。
当社では、このネット販売をするための作業を、障がい者福祉施設様へ委託して、売上の一部を業務委託料としてお支払いしています。
コケシと一緒に古本やアクセサリー、古着、レコード・CD、おもちゃ、楽器などもお送りいただけましたら、それらをフリーマーケットで販売して障害者福祉施設様の活動資金の一部にさせていただいております。
封筒や使いかけの切手などもコケシなどと一緒にお送りいただけましたら、障害者福祉施設様から出荷する際に使用させていただきます。
お送りいただいた切手や封筒で節約できた分も障がい者福祉施設様の工賃として貢献させていただきます。
このようにして、引取りさせていただいたこけしをリユースすることに加えて、障がい者施設様へお仕事を依頼することでの社会貢献にも活かせればと考えています。
ガレージセールへの協力
コケシや土鈴と一緒に当社の片付け事業で無料引取りさせていただいた古本や古着などを神奈川県藤沢市にある就労継続支援B型事業所ぱぴる様に提供して、不定期でぱぴる様の事業所内でガレージセールをおこなっております。
当社のメンバーもお手伝いに参加させていただいています。
海外へ輸出
買取が難しいこけし(戦後に大量に作られたこけし)の多くは、ネットで販売をしても売れ残ります。
ネット販売で買い手がつかないものは、海外へ輸出することでリユースします。
当社では、日本国内にある輸出業者様へお渡しするので、どの国に送られるのかは分かりません。
ただ、どの国に行くにしても、新しい持ち主の元で大事にされることで、収集されていた方も喜ばれるのではないかと思います。
お問い合わせ
「こけしを売りたい」「こけしを引き取って欲しい」という方はお気軽にお問い合わせください。